ケース104 立証の難しい自営業者の基礎収入について賃金センサスでの算定に成功!

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Hさん(男性・39歳・自営業/会社役員)

  • 事故時診断:右膝靭帯半月板損傷・頸椎捻挫(むち打ち)
  • 後遺障害:14級9号
提示金額 増額(倍) 弁護士交渉後
合計 - ¥4,395,948
増額分 ¥4,395,948
治療費 - ¥321,988
入院雑費 - ¥42,900
通院交通費 - ¥5,690
休業損害 - ¥1,134,000
入通院慰謝料 - ¥836,000
後遺症慰謝料 - ¥880,000
逸失利益 - ¥945,896
調整金 - ¥229,474

Hさんは,原付バイクで青信号の丁字路を直進しようとしたところ,左方より一時停止標識を無視して進入してきた乗用車に衝突され,両膝打撲・左大腿部打撲・頸椎捻挫(むち打ち)等のケガをされました。この事故により,約1ヵ月入院し,その後も約4ヵ月半通院しなければならなくなりました。

また,自営業を営んでいたHさんは,このケガのために仕事ができなくなり,収入が途絶えてしまいましたが,加害者の保険会社からは,日額1万8000円分の休業損害の内払いを受けていたので,何とか生活ができていました。

ところが,事故から4ヵ月ほど経過したころ,保険会社から休業損害の内払いを打ち切る旨の連絡が入りました。その時点で,Hさんのケガはまだ治りきってはいませんでした。本件は,このような保険会社の対応に不安を感じたHさんからご相談をいただいたケースです。

休業損害の内払いについては,相手方に法的に強制する方法はないので,Hさんのご希望を実現するのは難しいのが実情です。もっとも,Hさんには,これまでの治療経過や傷病名などからみて,後遺障害が認定される可能性がありました。そのため,等級認定の申請からその後の賠償額の交渉までの手続と見通しをご案内したところ,当事務所にお任せいただくこととなりました。

その後,Hさんの症状は固定したものの,首から背中,右膝には,痛みが残る等の後遺症が残ってしまいました。そこで,当事務所は後遺障害の等級認定の申請を行いました。しかし,自賠責調査事務所からの結果は「非該当」でした。

本件の場合,当事務所の豊富な過去の実績から見ても,後遺障害の認定がなされるのが当然のケースでしたので,直ちに異議申立を行いました。ただ,一度非該当という結果が出ているため,従来の医証だけでは非該当の結果が踏襲されるおそれがあります。

そこで,新たな医証を集め,その医証に基づき後遺障害診断書の書き直しをしてもらい,異議申立に及びました。その結果,首から背中の痛み,右膝の痛みについて,いずれも14級の等級認定がなされ,併合14級の結果を獲得することができました。

しかし,その後の示談交渉についても困難が待っていました。後遺症が残った場合,逸失利益を請求することができますが,その損害の算定は事故前年度の年収を基礎とするのが原則です。事故当時,Hさんは自営業をしていましたが,事故前年度は給与所得者でした。収入も,現在のものと比べると,かなり低いものでした。そうすると,現在の自営業の収入を基礎として交渉し,補償を受けたいところですが,あいにくHさんは自営業を始めたばかりでした。

このままでは,自営業での収入の立証も難しく,事故前年度の低い給与所得を基準に算定されてしまいます。そこで,当事務所は相手方と交渉し,賃金センサスを基準にして基礎収入を算定させることに成功しました。そして,逸失利益は裁判所基準(裁判をしたならば認められる基準)のほぼ満額,後遺症慰謝料についてもほぼ満額で示談することができました。

今回のように,後遺障害の等級認定はときに不当と思われる結果になることがあります。しかし,通院中から弁護士に相談していれば,どの点が不当であるかを迅速に判断し,異議申立によって是正できる場合があります。また,基礎収入の立証が困難な自営業者の方についても,賃金センサスを基準にして逸失利益を認めさせることができる場合もあります。まずはお気軽にご相談ください。


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