ケース１６３ 訴訟も辞さない強い交渉態度で保険会社を納得させる。６４０万円以上の賠償金を獲得！

傷病名：右大腿骨頸部骨折・右鎖骨骨幹部骨折
後遺障害：併合１２級
※弁護士費用特約を使用

	提示金額	増額（倍）	弁護士交渉後
治療費	-		¥477,168
入通院慰謝料	-		¥1,830,847
通院交通費	-		¥23,948
後遺症慰謝料	-		¥2,610,000
後遺症逸失利益	-		¥416,411
休業損害	-		¥222,000
入院雑費	-		¥184,500
付添費	-		¥663,000
文書料	-		¥5,250
その他	-		¥16,404
合計	-		¥6,449,528
増額分			¥6,449,528

※増額（倍）の数値については、小数点第2位を四捨五入した概算値です。

※依頼者の方の年齢は事故当時のものです。

Ｋさんは，青信号の横断歩道を自転車で横断中に，停止線を無視して左折してきた乗用車に衝突され，右鎖骨骨幹部骨折，右大腿骨頸部骨折の重傷を負ってしまいました。

Ｋさんの治療中に，Ｋさんの今後の治療や賠償問題について心配されたご家族の方が，当事務所にご相談くださいました。

当事務所は，Ｋさんの事故やケガの状況をお伺いし，症状固定を迎えるまで，治療費のことや適切な賠償を得るための必要なアドバイスを行えることをお伝えしました。さらに，症状固定を迎えたあと，加害者側の保険会社との交渉についても精一杯行わせていただくことをお伝えしたところ，Ｋさんから正式にご依頼いただき，治療中からサポートさせていただくことになりました。

事故から約４ヵ月が経過したころ，Ｋさんは症状固定を迎えました。残念ながら，骨折の影響から右腕が上がらず前ボタンの服しか着れない，また右肩や腰に痛みやしびれがあるといった後遺症が残ってしまいました。そこで，当事務所の弁護士が，適切な資料を提出し，後遺障害等級認定の申請を行ったところ，併合１２級が認められました。

後遺障害等級の認定を受け，当事務所は早速，保険会社と示談交渉を始めました。保険会社は，入院中におけるＫさんの奥さまの付添い費用を認めず，また，逸失利益や後遺症慰謝料なども，かなり低い金額を提示してきました。

そこで，Ｋさんのケガの状態では，ひとりで身の回りのことができないため，入院付添費用を支払うよう強く求めました。次に，入通院慰謝料や後遺症慰謝料についても裁判所基準（裁判をしたならば認められる基準）の金額を主張し，粘り強く交渉し続けました。

しかし，保険会社は独自の基準による金額を主張するばかりであったため，Ｋさんと相談し，こちらの強固な姿勢をみせるために訴訟提起の準備を進めつつ，最後の交渉を行いました。

その結果，保険会社はこれまでの態度を変え，当事務所の主張を認めました。後遺症慰謝料は裁判所基準のほぼ満額となり，入院付添費用も認め，最終的には総額６４０万円以上の賠償額での示談が成立しました。

今回のように，保険会社との交渉は，あらゆる交渉材料を用意し，粘り強く行う必要があります。このような交渉を本人やそのご家族で行うことは，とても困難であり，大きな負担となります。保険会社の担当者は交通事故事件に熟知した交渉のプロですから，これに対抗するためには，弁護士という法律のプロに交渉を任せたほうが，適切な賠償額を受け取れる可能性が高くなります。当事務所では，交通事故に関するご相談は何度でも無料で行っておりますので，お気軽にご相談ください。