むち打ちに関する用語集
- 靱帯
- 骨と骨の連結を補強する弾力繊維
- 椎間板
- 椎体を結合する軟骨,衝撃を和らげる役割を果たす
- 筋線維
- 筋肉を構成する繊維状の細胞
- 前縦靱帯
- 椎体の前を縦に走り椎体の連結を補強する靱帯
- 後縦靱帯
- 椎体の後ろを縦に走り椎体の連結を補強する靱帯
- 椎弓間靱帯
- 椎弓間を結びつける靱帯
- 棘間靱帯
- 棘突起間を斜めに走り結びつける靱帯
- 椎間関節包
- 関節突起から構成される椎間関節を包む組織,繊維層と滑膜層の二層から成り,滑膜層から潤滑油の役割を果たす関節液が分泌される
- 神経根
- 脊髄が枝分かれする部分,脊髄の前外側から延び運動を司る前根と後外側から延び感覚を司る後根から成る
- 放散痛
- 病気の原因となっている部位とは異なる部位に生じる痛み
- 疼痛
- ずきずきする痛み
- 分節性知覚異常
- 特定の後根に含まれる知覚神経が司る領域の感覚に生じる異常
- 深部反射
- 腱を叩いたときに起こる筋の収縮
- スパーリングテスト
- 頭部を症状がある側に傾け,上から手で押さえつけるテスト,神経根が圧迫されているときは症状がある側の腕にしびれが発生する
- ジャクソンテスト
- 片手で頭部を症状のない側に傾け,もう一方の手で症状のある側の肩を押し下げるテスト,スパーリングテストと同様,神経根が圧迫されているときは症状がある側の腕にしびれが発生する
文章中に挿入した画像は,許諾を得て下記の書籍より転載しています。
改訂新版「むち打ち症」はこれで治る!(2006年発行)
――誰も教えてくれなかった「脳脊髄液減少症」がわかる本――
発行:日本医療企画
編著者:中井宏(脳脊髄液減少症患者・家族支援協会代表理事)
総監修者:篠永正道(国際医療福祉大学附属熱海病院脳神経外科教授)