人身傷害保険をメインテーマに勉強会を開催しました

アディーレ法律事務所では、交通事故の案件を取り扱う部署（交通部）を設けています。
交通部は、日ごろより定期的に勉強会を開催し、弁護士間で交通事故の案件に関する知識・経験を共有しながら、事件処理水準の向上を図ってきました。
今回は、「人身傷害保険」をメインテーマに、勉強会を開催しました。

交通事故にあった被害者の方がご自身の損害回復のためにできることとしては、主に次の2つが挙げられます。1つ目は、加害者や加害者の加入する保険会社に賠償金を請求すること、2つ目は、被害者の方が加入している保険を活用することです。そして、被害者の方が活用できる保険の1つに今回の勉強会のメインテーマである「人身傷害保険」があります。

人身傷害保険とは、対象となる方が交通事故で損害を被った際に、事前に定められている約款に従って算定された保険金が支払われる保険です。
被害者の方は、加害者や加害者の加入している保険会社ではなく、ご自身の加入している保険会社から保険金を受け取ることができます。

この人身傷害保険を巡っては、保険金を賠償金からどのように控除するのかなど、複雑な問題が多数存在し、また近年、最高裁判所においても新たな判断がなされています。

今回の勉強会では、まず、人身傷害保険に関する問題点の整理や、実務上の注意点の共有を行いました。そして、人身傷害保険を巡る複雑な問題を依頼者の方にわかりやすく説明するにはどうすべきかについて弁護士間で議論しました。

アディーレ法律事務所では、これまで非常に多くの交通事故案件をご依頼いただいております。
実績が豊富だからこそ、過去の案件などをもとに、さらなる交通事故の被害者救済のため適切な方針の検討ができる、と自負しております。

今後もこのような勉強会を通じて、弁護士の知識・経験を共有し、専門性を高める取組みを続けるとともに、依頼者の方によりよい解決策をご提案し、ご満足いただけるよう取り組んでまいります。