事故状況の把握に役立つ物理学的な分析方法について勉強会を開催しました
弁護士間で交通事故案件に関する知識・経験を共有
アディーレ法律事務所では、交通事故の案件を取り扱う部署(交通部)を設けています。
交通部は、日ごろより定期的に勉強会を開催し、弁護士間で交通事故の案件に関する知識・経験を共有しながら、事件処理水準の向上を図ってきました。
今回は、交通事故の衝撃や事故状況を把握するうえで重要となる、物理学的な分析方法について勉強会を開催しました。
交通事故に巻き込まれた被害車両の損傷状況を物理学の視点から分析することで、「車内の被害者にどれくらいの衝撃が加わったのか」、「被害者の身体にどのような負荷がかかったのか」、「どのようなケガをする可能性が高かったのか」といったことを知ることができます。
これにより、「事故が軽いため被害者のケガも軽いはずだ」といった加害者側の保険会社からの主張への適切な反論を組み立てることが可能です。
たとえば、交通事故では事故状況が争いになることがあります。そのような場合に、事故現場に残ったブレーキの痕の状況などを物理学の視点から分析することで、事故当時の加害者がどれだけの速度を出していたのかなどを計算することができます。
今回の勉強会では、上記のような物理学的な分析方法を整理したほか、物理学的な分析に基づいて主張を行った経験の共有を行いました。
アディーレ法律事務所では、これまで非常に多くの交通事故案件をご依頼いただいております。
実績が豊富だからこそ、過去の案件などをもとに、さらなる交通事故の被害者救済のため適切な方針の検討ができる、と自負しております。
今後もこのような勉強会を通じて、弁護士の知識・経験を共有し、専門性を高める取組みを続けるとともに、依頼者の方によりよい解決策をご提案し、ご満足いただけるよう取り組んでまいります。
書籍情報
『申請事例からみる 交通事故 後遺障害の等級認定』
アディーレ法律事務所(編)
発売日:2022年4月20日(水)
ページ数:748ページ
定価:9,350円(本体8,500円+税10%)
刊行:中央経済社
書籍ページ:https://www.biz-book.jp/isbn/978-4-502-35781-7